座間アパート殺人事件、27歳犯人の父は「手に負えない」とばかりに一人暮らしをさせた?”シリアルキラー”になった理由とは

小学生のころは「かわいらしい感じの子」(近隣住民)だった白石容疑者が、なぜ自殺願望を持つ女性ばかりを狙ったシリアルキラーと化したのか。きっかけは、今年5月の「有罪判決」と「父親」だったようだ。

 関係者などによると、白石容疑者は二十数年前に、座間市の住宅街にある一戸建てに移り住んだ。自動車関連の仕事をしている父親、母親、妹という、ごく普通の4人家族で、白石容疑者は地元の市立小中学校に通ったという。

「中学校では野球部や陸上部に所属していたそうですが、友人によると、無口でおとなしい性格だった。真面目に通学していましたが、成績はイマイチで、塾通いをしたものの、下位の県立高へ。高校卒業後は、スーパーの正社員やパチンコ店スタッフなど職を転々としたようですが、昨年から歌舞伎町の風俗スカウトマンをやり始めた」(捜査事情通)

 白石容疑者は昨年、風俗店に紹介した女性と金銭トラブルを起こしている。

「約200万円の給料が支払われなかったので店に問い合わせたところ『白石に渡した』と言われたそうです。そこで知り合いの男性と白石容疑者を呼び出し、訴訟をチラつかせたら、しぶしぶ支払った」(風俗店関係者)

 当時の白石容疑者を知る風俗嬢のツイッターには〈個人情報とか話す悪徳スカウト〉などと書き込まれる一方で、〈死にたいって言ってたら、そばにいてくれた〉とも。

 白石容疑者が所属したスカウト会社は昨年9月、売春を周旋したとして摘発され、白石容疑者本人も今年2月に逮捕。5月に懲役1年2月、執行猶予3年の有罪判決を受けたのは、本紙既報通りだ。その直後から、白石容疑者に“異変”が起きていた。

「スカウトマンを辞め、派遣会社に登録するなど更生しようとしたフシもありますが、実家に戻った白石容疑者は精神状態が不安定になっていった。6月ごろから父親らに『死にたい』『生きていても意味がない』などと漏らすようになり、実際に自殺未遂騒動を起こしたこともあったそうです。それで白石容疑者は、自殺サイトなどで被害者と知り合った可能性もありますが、父親はそんな息子を持て余していたらしい。手に負えないとばかりに慌てて現場アパートを借り、白石容疑者に1人暮らしをさせたようです」(関係者)

 それが事実なら、心に闇を抱えた息子を1人にした父親にも疑問が残るが、いずれにせよ、鬼畜を野に放つ羽目に。白石容疑者は「本名も年齢も知らない相手を、初めて会ったその日に殺した」シリアルキラーと化した。

「ただ、白石容疑者は取り調べでも『生きている意味が分からない』などと話しているそうです。心神耗弱による減刑狙いじゃないか、ともささやかれています」(前出の捜査事情通)

 何が本当で何が嘘なのか。闇が深すぎる。