事故にまつわる怖い話:ある一家が交通事故で全員亡くなった。その後、「僕が死んだとニュースで見た」という少年が警察に来て…

11/07/02
警官をしている友人数年前に体験した話。

そいつは高速道路交通警察隊に努めているんだけど、ある日他の課の課長から呼び出されたんだって。

内容を聞くと、一週間前にあった東北自動車道の事故の詳細を知りたいとのこと。

その事故ってのは、一家四人が乗った自動車が平日の深夜に中央分離帯に激突して全員死亡した事故の事だったらしい。

事件のことを少し詳しく話すと、高速を走行していた長距離トラックから××インターチェンジ付近で乗用車が燃えているって通報があって、

夜勤で待機していた友人が現場に直行したんだけど、友人が到着した時にはすでに乗用車の中にいた人は全員黒こげになって死んでたんだって。

その後身元の特定と検死が行われて、歯の治療記録から死んだのは東京西多摩地方に住んでいる家族だってのがわかった。

死んだのは加藤正さん(仮名)とその妻の恵美、長男の正一、長女の恵那の四人。

アルコールが検出されたとか、見通しの悪い場所だったとかの事故を起こすような要因は見つからなかったんだけど、特に不審な点もなくそのままハンドル操作のミスによる普通の事故として処理されたんだって。

それで友人も特に何の変哲もない事故でしたよ、ってその課の課長に言ったらしいんだけど、その課長が実は、と言って呼び出した理由を話してくれたんだって。

その話によると、昨日の夜に少年が東京の〇〇市にある警察署に訪ねてきて、

「僕が死んだとニュースでやっていたのだけど、僕はいったい誰なのでしょうか?」

って言ったらしい。